夢の機械

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    チェーン・ソーは、夢の機械。
    ノコギリでは不可能な突っ込み切りができる。

    夢のようなパワー。
    トウフを切るように樹が切れる。

    即興、即席、気軽に、彫り物まで出来てしまうなんて、
    俺にとっては夢の機械。
    おまけに樹を伐り、お金まで、稼いでしまう。

    お〜機械よ、振動よ、排気音よ、
    お〜肉よ、血よ、魂よ、
    刻むごとに生れ出る、そのフォルムよ、
    線よ、シルエットよ
    心にぴたりとはまる、快楽よ

    もう、一生、手放せないのであります。



    ↑ツリーハウスのデッキを支えてる柱に、彫刻。
    お仕事としては、初めてのカービングでした。
    2007年の出来事。栃木県にて。
    出来あがってる柱に彫ったので、失敗許されず、
    緊張しながらしたのを覚えてます。



    ↑これも、ラインを出すためのカービング。甲南女子大にて、そこいらの山からナラやアベマキの樹を伐りだしてきて素材にする。生樹を使うことについて物議が出ましたが、ぼくの経験からして、健全な生樹であれば、深く、形成層を削ぎさえすれば大丈夫だと思います。という判断で、やらせてもらいました。1年後も腐ってはいませんでした。手すりの親柱、らせん状の階段、二階への取り次ぎのデッキ、螺旋巻きの外壁など、いろいろとアイデアを出させてもらいました。



    ↑こちらは福島県の、樹齢100年ほどのクヌギに建てたツリーハウス。
    波をイメージしたビーム、手すりのねじねじ柱など、
    カービングマシンのように、たくさんカービングしました。ある意味、仲間とわたしの独断にて。結果的には、良いツリーハウスになったんじゃないかな。当時、いろいろありましたが、結果はすべてオーライ。小林崇氏の海外での評価にもつながってるんじゃないかと思います。こうした場を与えてくださった小林氏には言葉では言えない恩があり、この人のためなら・・・と、思わせるようなところがある。それはなんだか、今でもつづいている。感謝します。



    ↑このあと、つり橋を作って、これも、昔の記憶の残骸です。
    福島県にて。



    ↑龍の巣というタイトルのツリーハウスだったので。坂を登りきった
    ところに門柱のように、龍をモチーフにした柱を2本立てました。
    これも過去の遺産。京丹後にて。



    これは、そば屋さんの注文で。地元にて。
    ん〜やっぱり単体だとさびしく、
    空虚で、虚無で、まわりとの調和もなく、ポツンと物体だけがあるような感じがしてわざとらしいな〜。
    やっぱり何かと何かが絡み合って出来あがるものでないと芸樹通性(ゲイジュツセイ)がないなぁ〜、いかんな〜。と勝手ながらに、俺流に。
    でも、すべて許されて出来たこともあり、ひとつひとつのジョブの寛容さに感謝。一応、一通りやった感あるので、もうしないと思います。同じようなこともしたくないので。
    俺の中では、チェーン・ソー アートの可能性を試みて、新しい扉を、少し開けれたような、ちょっとした充実感があり、また、なにか違う新しい扉を探すでしょう。

    ほかにも、いろいろあるんですが、この辺で。
    ま、こんなこともしてきましたというようなことで、なんら新しいこともなく、
    なんら、すごいものでもなく、素人感じが出ていて、いいんじゃないかと。

    来年は、山仕事を半分減らしまして、もう少し、好きなことをしていこうと思っています。




    師走です

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       師匠も走り出すという月。
      それに合わすかのような、まったくあわただしい、師走前の数週間でした。
      その間、北海道で初雪を味わいました。
      その後、鈴鹿山脈でも、初雪を味わいました。

      ツリーハウスビルダー。ツリークライマー。山師。
      それぞれの気持ちのいい仲間と、巡り巡って、酒を吞み、
      いつも、ぐでぐでになりながらも仕事をしておったんよ。

      滋賀の鈴鹿山脈の山から抜け出し、中部国際空港より、札幌に飛び、滝川の
      ツリーハウス現場に行く。良く知るビルダー(ホリー)と、その日は、居酒屋で酒を飲み、
      あくる日、樹上7mの高さに建つツリーハウスに、下部で作った屋根を、吊り上げる作業に
      とりかかりました。樹上7mから壁が立ち上がっているので、実際には10mは
      引き上げたことになります。ウインチとポータラップを用い、5倍力システムで持ち上げ、
      樹々に取り付けたブロック。リギングロープの傾斜を利用し、屋根を横にスライドさせ、
      そのままポータラップでハウスの上部に無事着地。
      いつも、だいたい、現場も確認できず、一発チャレンジの一本勝負。現地でアドリブ、
      それがまた面白いね。



      写真右下の、四角い雪の積もった平地に屋根が組み立てられていました。
      屋根の先端から、写真右角に向かってロープがあるのわかるかな〜


      作業当日、昼過ぎに到着したツリークライマーの(ノブ)にも手伝ってもらいながらシステムづくり、夕がた、ツリーハウスのBossが到着。Bossにシステム状況を簡単に説明し、一度屋根が上がるか、試し吊りしますわ―。と言うことで、日暮れちかく、屋根が徐々に浮き出したところ.....。
      「ニシカワ、このままいっちゃう?」
      とBoss。
      「よっしゃ。やっちゃう、こばさん」
      と僕。
      その雰囲気、その流れがよくて、屋根アゲ祭りはあっけなく終了〜。

      その夜は、ボス、ビルダー、クライマーとわかれ、ぼくは、みんなにごめんと心の内で思いながら、個人行動。北海道にいる古くからのダチと居酒屋で酒を飲む。ダチは山師で、同業者。俺と同じ時期に山師になった解りあえる仲。若いころ、冬山や沢登りによく行ったっけな。

      そいつ(珍念)に、
      「なんもかわってねぇな〜」と言われ、少し、苦笑。
      「いや〜、珍念が結婚した年が最後だから、8年ぶりか〜」とは思えないような意思疎通でありました。
      また10年後ぐらいにな、と言い、握手して別れる。

      そして、翌日には白銀の世界に変わってました。Bossの「あげちゃう?」の一言がなければ、きっとやる気が起こらなかったろうな〜。翌日のこの雪では〜。  ↑翌、朝刊の記事。






      そんでもって、あ〜寒い寒いと、ふるえながら、少し時間が余ったもので、
      室外の手すりの木工なぞしながら、ホリーから室内の階段の手すり、なにかないっすかね〜
      との問いかけに、辺りを見渡したら、つる植物がよく目に付いたので、
      つる植物でしたらおもしろいんちゃう?と、寒かったもので安易に提案。時間もあったから、
      つる植物の断面や性質を吟味しながら、手すりの資材材料として樹木に巻きついてる蔓を
      採取してました。
      採用されるか疑問ですがね。なんせ寒さのあまりのヒラメイタ程度ですから(笑)

      そのあと、荷物を送り返し、また、千歳まで出て、中部空港へ。暗闇の中、滋賀に戻り、
      夜10時ごろ、その足で、八日市インターで待ち合わせた山師(アツ)を向かえに行く。

      彼は、東京の青梅の方の山師で、2回ほど顔を合わせた仲。その日から、また山師の共同生活。
      まったく、昭和の、まるで、赤軍のアジトのような宿舎で、またまた酒ばかり飲みながら、
      半月近く、東京の山師とチェーンソーをまじえる。
      う〜ん。なかなかやるじゃん。とか言いながら、ええんちゃう〜
      と、ゆるゆるに、かつ、意思疎通の動きで、かみ合った作業ができました。

      それで2日前、東京の山師が帰る、最後の夜は、たこ焼きパーティー。
      彼は、たこ焼きマスターになって、ニコニコで帰って行きました。
      また、一緒に、仕事しようね〜。アツ。

      ※ちなみにツリーハウスのホストツリーは、ドロノキと言われる樹木でした。
       北海道の山師いわく、用途もなく除伐対象のごみの木なんだって。
       でもマッチの軸に用いられていたとの記述もあり、こうして、ツリーハウスが出来たことで
       ごみの木から宝の木に変貌したということになるんだなぁ〜、と、思っておりましたよ。

      気分が果てしなく遠い

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         もともと、この、うだうだ書きも、本来はツリーキャンピングエリアを、
        完成させるつもりで、はじめておったんだね。けれども、
        果てしなく遠い道のりだと気づいて、
        あらよっとひるがえし、日常の動向を報告するだけの、
        暗中、濃霧、手探り、堕落。

        こつこつと山仕事をするつもりで、執念、呪縛、頑固に、
        ひとつのことをつづけていかなければ、
        と、ひとり、寝る前に、ふと、胸中をかすめたりなんかして、
        それでも、朝、目覚めると、薄暗い夜明け前の道に、車を滑り込ませ、
        鈴鹿山脈連なる、山へと、向かう。



        2人にしては、広すぎる12haの山。少々、疲れ気味になってきてまして、
        それでも、寡黙、執拗、これまた執念で、前向きにやるしかないのである。

        前向きと言えば、先日、息子の、初めての剣道の試合がありまして、
        これは行くしかないだろう、と、
        俺は、滋賀から向かい、妻らは丹後から向かい、舞鶴市の体育館で集合。
        試合後、また、その場で別れて、それぞれの日常へと.....


        試合当日、面をつけて、3か月の息子は、全国大会準優勝の相手にも、ひるむことなく、向かっているのでした。シロウト、初心者にありがちな、がむしゃらな、なにもわかってないよ〜的攻めで、相手はとてもやり辛そうでありました。
        当然、1本とられての、負け。

        けれども、どの子もどの子も、みんな、小さな豆剣士で、とても可愛く、一生懸命、戦いあう姿は、なにか、忘れていたものを呼び覚ましてくれたような、感動を覚えました。

        そこで、オヤジも、負けてたまるかと、U君と、山を攻めまくり、追い込むが、どうも、工期までには済まない。ということで、早くも、よろよろと、思考がよろめきはじめ、山師たちに連絡を取り始め、なんとか、東京の山師に話しがつく。

        その後、ツリーハウスのBossから、北海道行きの話しが舞い込み、なんだか知らないうちに行くことになってしまい、あれよあれよと、気がつけば、段取りをしてる始末。山が忙しいってぇのに、ウインチやロープやら道具を、北海道に、送ってしまっている俺が居るのでした。かなり前向きに!?

        なので、東京山師の到着前に、びゅんと北海道に、飛ばなければならなくなりました。
        日曜日から4日間、中2日の作業、天気予報では月曜日から4日間、雪らしい。
        よりにもよって雪だとは......
        呪われているような、気がする......



        雪が降る前までに......と、現場から送られてきた写真なのだが......
        着いた途端、雪だとは、間違いなく、呪われているような、気がする.....
        呪われているような.....呪われている.....
        呪い.....気がする? 
        ぶつぶつぶつぶつ.....









        仲秋の名月

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          9月9日、福井の現場へ、若狭富士を眺めつつ、検査前の下見&段取りをしに行き、

          つぎの日 、週末から週明けにかけ、ツリーハウスのメンテナンスで、
          (ツリーハウスクリエーションの作品)ここの現場では資材の運搬に手間がかかった。そこで谷間に架線を張ったほうがいいんじゃないかと提案。予算もないので簡単にワイヤーを張り、(80メートルほど)つるべ方式で資材を運搬。螺旋階段の鉄製品など、人力では考えれないほど、威力を発揮しました。ぼくも、なんだか、満足でした。


          京丹後の久美浜から、↓神戸の芦屋。ここの現場も、山の中にあり、資材を荷揚げするのに苦労する現場でした。そこでぼくは、チェーンソーウインチをひっさげ、現場入り。2折れする尾根の傾斜に、ロープでスカイラインを張り、すべての資材をあげきりました。左官仕上げのため、建築資材の木材とはべつに、セメント、土、水、なども引き上げました。思い出深い現場です。



          ↑2棟のツリーハウス連続メンテナンス。
          京丹後は4回目。神戸は1回目。
          久しぶりに会う、仲間。俺なんか、うれしすぎちゃって、
          飲みすぎ、はしゃぎすぎの第一夜。
          尊王攘夷よろしく、むきだし、はみだし、はだしの、いやらしさ、
          あぁ、いつもの、むちゃくちゃ加減が、大噴火の以後消沈。京丹後ではメンテナンスとイベントが同時進行。ぼくは、ツリーハウスより高いところにポータレッジを設営。みなさんが楽しんでもらえたらと思いましたが、そこにたどりつくには一本のロープしかなく、みなさんポータレッジの存在はわかっていたけれど、そこまで行く勇気もなく、おまけにぼくは、ペンキ塗りをしてまして、かまうこともなく。それでも、ぼくは、ツリーハウスよりも高いところに設営できたことに、面白味を感じていました。
          設営の手助けをしてくれた同輩のツリークライマーのノブ兄さん、ポータレッジのフレームが歯にあたり、前歯を失ってしまいました。ごめんなさい〜(-_-;)

          肝心のメンテナンスはといえば、まぁ、ちゃんと出来ました。と、思います。

          ロープでぶらんぶらんぶら下がりながら、今回は木部を中心に、塗料を塗り、
          芦屋でも、手すりや柱の木部に塗料を塗って、簡単な樹木診断をして、
          帰路に就く。

          そんで、帰ってきたら、夜空には仲秋の名月がぷかりと浮いとりました。
          急いで望遠鏡を取り出し、子どもとはしゃぐ。
          クレーターがくっきりと!!!!

          そんな、まん丸いお月さまを眺めていて、思い出しましたよ。
          ほろ苦い思い出を。

          その昔、20代後半のころ、≪円≫というタイトルで純文学を書いたことがありました。

          ある青年が、己のごく個人的コンプレックスから、地球征服の妄想にふけるという物語。
          粗大ごみの山から、拾った地球儀上の世界の各国、国々を、
          ひとつ、ひとつ、すべて征服し、ペンで塗りつぶして行く。
          世界征服=世界平和がなったと思った瞬間、
          地球儀の底に、どこの国ともつかない南極大陸があり、
          固有の民族の居ない大陸を征服する糸口が見つからないまま、
          結果的には、世界征服も成らず=世界平和も成らず。
          それでも、生きていかねばならぬ。
          という、わけのわからない、アホな小説。よくありがちなモノ。青臭いっす。
          ぜんぜんダメだと、今は、思う。
          結果は、某出版会社の特別賞。

          でもその時、(当時)頭に浮かんでいたイメージは、確実に(満月)だった。

          すべての事柄が、丸く収まることを、きれいな(円)を描く満月に重ね合わせ、書いていた。

          そんで色々、思い出しながら、思考しながら、床板はどうにか完成!!!!!!!!!!





          間伐材手引きの床板材でも、こうして張ると、きれいになり、面白みがでました。
          山のごみが、生き返ったようです。



          筋交い入れて、壁の段取り。



          つぎは、壁っす。








          ツリーホームって勝手に言い出しています。

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             少しず〜つですが、連休の間、
            ツリーキャンピングエリアの、ツリーホーム部を
            作ってました。ツリーホームって聞きなれないですよね。
            それもそのはず、ぼくのアーボリスト仲間のジン君、ケン君が、
            ぼくのために命名してくれたのでした。
            せっかくなので、使わせていただきます。

            さてツリーホームの制作ですが、まず僕が寸法を指示し、U君が、間伐材の丸太を一本の柱に加工し終えると、ぼくが刻み、イメージを頼りに、建てつけていくというやり方で、図面はなし。
            やっと、ここまで出来ました。



            このハウス部は、4〜5人設定で、屋根の上にデッキ。そこで、テントを張り、キャンプをする。大雨や大風のときなどは、ハウス部に避難。
            そんな設定でのツリーホームです。


            もっと、木の梢にまで登ってみたい人には、
            ポータレッジをお勧めします。
            ポータレッジについての説明は、また次回にします。
            クライミング技術のトレーニングをしてくださいね。




                                          
             






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